『ちっこ房だより』~エコ・スタイルな〈住まいのくふう〉と〈シンプル木工〉のすすめ~

〈気もちいい暮らし〉のあれこれ話し…〈自己満足〉な空間づくりめざして…ひと任せじゃない、マイ・チャレンジの…〈木づくり人〉からのメッセージ集です。

ぼくの〈エコ・スタイル〉な住まいのくふう / 〈第2期〉リンビング床暖房…後のリフォーム⑤ワークルーム-其の壱・床-

-No.0010-
★2020年07月16日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 3416日
★延期…オリンピック東京まで → 373日
★旧暦5月26日
(月齢24.7、月出00:47、月没14:49)

 

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★畳の和室を洋室に★

 現在、ワーク・ルームになっている部屋の、元は和室。

 広さは、東側の押し入れ+仏壇+床の間スペースも加えて、16.56㎡(5坪)。

 実用床面積の12.11㎡(3.6坪)を、洋室仕様のフローリングに衣替え。

 旧リフォームは、2007年10~12月。

 元状では、西隣のリビング・ルームとの間に63mm(畳の厚さ)の段差がありました。

 

 バリアフリーの〈段差解消〉も考慮はしました…が、大ごとになる処置が煩雑にすぎるのでヤメ。もうひとつには、危険なのはむしろ〈微妙な段差〉の方で、はっきりした段差には注意できる…という事情もありました。

 

★床下にゼオライト、2層63mm厚のフローリング床★

 畳は外して、一部はサイズ調整して2階和室に転用、他は市指定の粗大ごみ処分。

 元状の荒床は、12mm厚の合板張り。その1/3(1坪)ほどを剥がし(上掲写真=上・左、※見えているのは木の根太と鉄筋の土台)、捨てコン打ちの床下には湿気防止のゼオライト(白色細粒)を敷いて、12mm厚の桧板(生節1等)張り(上掲写真=上・右)。

 仕上げは、下敷桟/21mm厚×105mm幅の桧板を300mm間隔で東西に9列。上張り/42mm厚×135mm幅の杉・本実板・フローリングを南北方向に計52枚(下掲写真4点)。 

 

★床の厚みがもたらす温もりと柔らかさ ★

 以上のとおり、畳に代わる無垢板フローリング63mm厚の効果はバツグン。

なんともいえない、ほんのり温もり感と室内空気の柔らかさ、くわえて床下の調湿ゼオライト敷もあって、わが家でいちばん健やかな部屋になりました。 

 

 なお、この床板張りで威力を発揮したのが、卓上丸鋸(上掲写真=下・右)。

とくに42mmもの厚板になると、手道具では骨が折れてどうにもなりませんし。フローリング釘の穴あけ電動ドリル(上掲写真=下・左)とともに、いい働きをしてくれました。

 必要な道具の助けを借りれば、手づくり作業も楽になります。 

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