『ちっこ房だより』~エコ・スタイルな〈住まいのくふう〉と〈シンプル木工〉のすすめ~

〈気もちいい暮らし〉のあれこれ話し…〈自己満足〉な空間づくりめざして…ひと任せじゃない、マイ・チャレンジの…〈木づくり人〉からのメッセージ集です。

ぼくの〈エコ・スタイル〉な住まいのくふう / 〈第2期〉リンビング床暖房…後のリフォーム-➃リビング新装(南東壁-テレビ台収納)

-No.0009-
★2020年07月02日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 3402日
★延期…オリンピック東京まで → 387日
★旧暦5月12日
(月齢10.9、月出16:03、月没01:44)

 

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★リビング南東コーナーのくふう

 前回6月18日までにお伝えした、南西コーナーの新規リフォームにつづいて南東コーナーの手づくり仕事。

 上掲写真、上・右が旧南西コーナーで、大きな天板の机がテレビ置き台になっていました。上・左は旧南東コーナーで、こちらはマルチ収納家具に占拠されていたかたち。

 写真、下左が撤去後。

 マルチ収納家具は幅が東壁面幅の倍くらいあったので、なくなって見るとずいぶんスッキリ痩せて見えます。

 

 新規リフォームでは、旧南西コーナーにあったテレビ・スクリーンを南東コーナーに引っ越し。その置台を兼ねた収納を造作しました。

 

 家というものは、壁面が丸くできていないかぎり、かならず角ができます。

 ふつうにできる角(コーナー=たとえば写真の下左のような)が「いりすみ(入隅・入角)」と呼ばれるもので、内側から見て角が出っ張っているときは「ですみ(出角・出隅)」といいます。

 

 いずれにしても、住まいの場面でヤッカイなのが「角」空間の生かし方で、うっかりすると「スペースの無駄づかい」になりかねません(どなたも、よ~くご承知のとおり…)。

 

 リビングの南東コーナー。

 壁面は、南側が幅940mm、嵌め込みのガラス窓になっています。

 東側は、930mmの板壁、その左にアコーディオン・カーテンが見えているのは、隣室ワーク・ルームとの間仕切り、引き違いの襖(旧くは和室であった)を撤去した、あと処理だからです。

 

 ★テレビ・スクリーンをどう置くか?

 これも、なかなか悩ましい課題。
 むかし、テレビが家庭のステータスだった時代には、テレビは家族が集まるリビングの中心、たいがいサイド・ボードの上に鎮座していて。しかも、ご丁寧に扉付きの家具仕立てなんぞになっており、気楽に見られるようなものではなく、〈拝見する仕掛けになっていました。

 いまはグッと身近になりましたが、そのかわりに画面がブラウン管から液晶パネルへと進化してデカくなり。おかげで映画館なみの鑑賞ができるようになりました…けれども、その分スペースの確保がたいへんになった、というわけです。

 

 さて

 テレビの液晶スクリーンは935mm×585mm。映像の世代を生きたぼくの生活では、これより小さな画面は考えられないし。

 リビングの中央に置くテーブルが、日常のメイン舞台となれば、テレビ設置は三角コーナーの底辺を利用するしかありません。

 

 やはり、「入隅」の使い方が悩ましいことになったわけです…が。

 まずは、決まった装置結果をご覧いただきましょう。

 

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 ★新しいテレビ台を手づくり

 ➀テレビ台(二段収納棚)

 寸法/幅840mm×奥行350mm×高さ792mm

 (棚は、下が高さ380mm、上が340mm)

 ※材料/パイン(米マツ)集成材、厚さ18mm

  背板(上記寸法外)/厚さ9mm×838mm×790mm

 

➁抽斗(6段)収納台

 寸法/間口340mm×奥行450mm×高さ603mm

 ※材料/枠組みが桧集成材造り、材厚24mm

  抽斗サイズ(A4判対応・内寸/幅258mm×奥行350mm×深さ70mm)、抽斗数7段

 ※なお、「抽斗収納の手づくり」については、別の機会に詳しく紹介します。

➂上置台

 寸法/間口450mm×奥行340mm×高さ189mm(台と合わせて792mm=➀テレビ台と同)

 ※材料/パイン集成材、厚さ18mm

 

 この➀と➁+③をコーナーの2辺に置いて、その上にテレビ・スクリーンを置くつもり。

 けれども、現実場面では、製作するときの計画と、実際に設置するときとでは、事情のかわることが少なくありません。

 

 こんどのリビング南東コーナーのリフォームでも、計画と実際の設置場面(写真)では、左右の台の置き方が逆になりました。